カイロプラクティックは、1世紀以上にわたって慢性腰痛の治療に用いられてきた代替医療の一つです。近年、慢性腰痛に対するカイロプラクティックの有効性が盛んに研究されていますが、その結果は実はまちまちです。
慢性腰痛に対するカイロプラクティックの有効性を示す主な論拠の1つは、単に症状を治療するのではなく、問題の根本的な原因に対処することです。
カイロプラクターは、慢性的な腰痛は背骨の機能が低下することで引き起こされることが多く、これが神経の機能低下や筋肉の滑走不全を引き起こすと考えています。
カイロプラクターは、背骨を調整してこれらの不具合を修正することで、痛みを軽減し、機能を改善することを目的としています。
いくつかの研究により、カイロプラクターがよく使う技術である背骨の矯正が、慢性腰痛の軽減に効果的であることが判明しています。
2011年にJournal of Manipulative and Physiological Therapeuticsに掲載された研究では、慢性腰痛の治療において、背骨の矯正は比較対象群よりも有効であることが明らかになりました。
2018年にJournal of the American Medical Associationに発表された別の系統的レビューでは、背骨の矯正は急性および慢性腰痛の治療に有効であることが明らかになりました。
しかし一方では、慢性腰痛に対するカイロプラクティックの有効性は、それほど明確なものではないことが分かっています。
2017年にJournal of the American Medical Associationに掲載された研究では、慢性腰痛の治療において背骨の矯正は偽治療や他の療法よりも効果があまり変わらないことが明らかになりました。
2018年にBritish Medical Journalに掲載された研究では、慢性腰痛の治療に対するカイロプラクティックの有効性を裏付ける証拠は限られているとされました。
これらの研究は全体の一部であり、そこから決定的な結論を導き出すのは難しいということです。一般的にこれらの研究は、カイロプラクティックが慢性腰痛の一部の人に有効である可能性を表していますが、すべての人の慢性腰痛に有効であるとは言えないということを表しています。
慢性腰痛に対するカイロプラクティックの有効性は、個人とその痛みの具体的な原因によって異なる可能性があるということです。
例えば、長時間のデスクワークや同じ姿勢を続けることで出てくるような腰痛は非常に効果が高いと期待されますし、椎間板ヘルニアや椎間板変性症による機械的な腰痛には背骨の矯正がより効果的ですが、ストレスやうつ病などの要因による腰痛にはあまり効果がない可能性があります。
二子玉川カイロプラクティックライフプラスでは、カイロプラクティック的な背骨の矯正に加え、カイロプラクティックでは足りないとされる手足の関節の動きを整えたり、筋膜リリースをおこなったり、エクササイズを指導したりと色々テクニックを使うことで、いろいろな原因がある慢性腰痛を多角的に施術することができるために多くの方から支持されています。
結論として、慢性腰痛に対してカイロプラクティックは、非常に有効な場合もあればそうでもないこともあるということです。そこで背骨の矯正以外の手法を用いて少しでもあなたの慢性腰痛を改善しようとするのがライフプラスのできることです。
ぜひ慢性腰痛でお悩みの方はご相談ください。