骨盤・股関節の症例
左おしりの痛み(坐骨神経痛)
この症状は 2 年前から始まった。一度整体に通い、改善方向にむかったが治りきらず再発。
この人の場合、骨盤に歪みがあり、仕事がデスクワークな為、臀部にいつも負担がかかっていました。 この為、坐骨神経が筋肉の間を通る部位が硬くなり、坐骨神経を圧迫したものと考えます。
治療は硬くなっている臀部の筋肉が付着している、骨盤の関節へのアプローチとその筋肉を緩める操作、 家庭での簡単なエクササイズを行いました。
その後2回の治療で劇的に痛みが変化し,その後は定期的にメンテナンスで通われており、再発せずに生活されています。
梨状筋症候群とは
坐骨神経痛といってもその原因は様々です。 椎間板ヘルニア、背柱管狭窄症などが、絡んでいる場合もあります。 その中で梨状筋症候群というのは、骨盤付近に付いている梨状筋の下を坐骨神経が通過する所の、 筋肉が硬くなってしまい坐骨神経を圧迫し、痺れや痛みをひき起こすことをいいます。
右股関節の痛み
社会人で週末などに地域の草野球チームに所属していて、半年前から右股関節に違和感を感じ始めた。 違和感がうずくような痛みに変わり、走りづらくなってきたため、整体へ1ヶ月ほど通院しても痛みは引かず、次第に内腿に肉離れのような痛みが生じるようになり、痛み止めを飲みながら別練習をしていたが、痛み止めも効かなくなってきたため、練習ができなくなってしまった。
整形外科では、グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)と診断を受け、リハビリを続けているが、2か月近くまともに練習が出来ず、全く改善する兆しがみられない為にカイロプラクティックを検索してご来院。 グロインペインの多くは内転筋の異常が原因となっておりますが、今回のケースでは腰椎から股関節に付着する腸腰筋(腹筋の奥にある筋肉)が非常に過緊張状態にありました。
よくお話しを聞くと、腰痛もここ最近酷いようで、椅子からの立ち上がりなどが辛かったようです。 その過緊張状態の腸腰筋を手技によってゆるめ、バランスを崩してしまっている骨盤に矯正を入れることによる数回の施術で痛みが軽減。
5回目にはランニングが出来るまで改善。 またトレーニングを再開して頂く上で、ストレッチの指導やトレーニング中のフォームの指導をさせていただくことで通常の練習に復帰できるまでに改善。
現在は仕事や練習でどうしても出てきてしまうお身体の不調を月に1回のメンテナンスで改善して頂いている。
グロインペイン症候群とは
グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)とは、スポーツ選手などに多くみられる股関節周囲に起きる痛みの事です。原因は様々ですが、主に股関節や太ももの内側に付く恥骨筋や内転筋の異常です。 最初は下腹部や恥骨周囲に疼くような痛みがあり、悪化すると徐々に痛みが強くなり股関節を動かす事が困難になってきます。 股関節に対するオーバーワークが問題なので、安静にしていても改善してきますが、カイロプラクティックでは問題となっている筋肉、股関節に対して効果的にアプローチすることで早期改善を促します。