グラストンテクニック

グラストンテクニック(筋膜リリース)

話題の筋膜リリースを最も効率的に行うインストゥルメントによる施術

世界中で32,000人以上の治療家に用いられる信頼の筋膜治療技術。それがグラストンテクニック。

細かい部分に使うグラストンテクニック

 

背中や太ももに使うグラストンテクニック

 

色々な場所に一番使うグラストンテクニック

 

腕やアキレス腱などに使うグラストンテクニック

 

グラストンテクニックはIASTM (Instrument Assisted Soft Tissue Mobilization)と呼ばれる、インストゥルメント(器具)を使用した軟部組織を施術する方法の基礎になったものです。
もっとわかりやすく言えば「器具を用いて、軟部組織(筋肉、靭帯、筋膜など)を施術する方法」(筋膜リリース)です。

現在(2017.12現在)、全世界で32,000人以上の治療家(カイロプラクター・アスレチックトレーナー・セラピスト等)に用いられ、MLB・NBA・NFL等の160以上の主なプロ・アマスポーツ選手や外来施設で使用されています。

日本国内ではグラストンテクニックの資格を得るためには医療従事者と同レベルの有資格者でなければならず、我々国際基準カイロプラクターはその基準を満たしているために取得することが可能です。

また全世界で14,000セット以上のインストゥルメントが出回っているにも関わらず、国内には約400セット前後しかなく、より上級の認定プロバイダーの資格を持っているのは200名未満と言われています。

また、IASTMのオリジナルであるグラストンテクニックを模倣した様々なインストゥルメントが出ており(グラストンの商標登録が切れたため)、国内においてもFAKTR,SMART TOOLS,テクニカ・ガビランなどといったものが急激に広がっております。海外にはもっとたくさんの種類が出回っています。

残念ながら、これらは特に資格の有無に関係なくセミナーを受けられる場合が多く、セミナー時間も短期のために施術者のレベルが非常にマチマチというのが現状です。

グラストンテクニックは筋膜組織への最大限のアプローチ法

グラストンテクニックは筋肉、筋膜(※)、瘢痕(はんこん)組織(かさぶた的なもの)、靭帯、腱や関節など様々な身体の組織の問題に対してケアすることが出来る施術(筋膜リリース)です。

長時間の良くない姿勢、外傷、運動不足、動きすぎ(オーバーワーク)といった原因で筋膜(※)の流動性低下や線維化が起きてしまうと、多くの場合、痛みや可動制限として表れてきます。これらを手ではなく器具を使用して短時間に大きく改善していくのが目的の施術です。

皮膚に専用のクリーム(エモリエント)を塗って、高密度の医療用ステンレスで出来たインストゥルメントを当て、様々な方法で皮膚表面をなでるように施術していきます。そうすることで、筋膜(※)に微細な振動刺激を入れることができ、神経の応答性の改善、組織の流動性の変化、組織の再構築(リモデリング)を行うことが出来ます。

要は手では行うことが出来ない刺激を身体に入れることができ、筋肉や筋膜の動きが良くなり、細胞レベルで再治癒を促すことができるということです。

二子玉川の筋膜リリースはライフプラス

グラストンテクニック後の細胞の変化


上記の画像は組織に人工的に損傷を作り、4週間後にどうなっているかを確認した上で、グラストンテクニックを施し、経過を観察したものです。

左の画像では黒い点々(細胞)が非常に不均衡に並んでいて、かつ線維の方向もバラバラになってしまっていますが、右の画像では細胞も線維もキレイに配列されているのがわかると思います。顕微鏡下でこれだけの変化があるということは、もっと大きな視点で見た場合は非常に大きな効果となってくることが想像できると思います。これが細胞レベルの再構築(リモデリング)です。

当店でのアキレス腱断裂手術後のツッパリを解消させる動画です。開始から1分のところからご覧ください。



補足:グラストンテクニックでは筋膜の癒着をはがすということを謳って施術している治療院も多いようですが、決してそのようなことは起こりません。生体のFascia(筋膜)を見たらそんなことが可能とは到底考えられません。
起きるのは組織の流動性改善と神経応答性の改善による疼痛軽減と可動域改善です。また同時に組織を治してくれる線維芽細胞の活性化も起きます。

当院はグラストンテクニックをただ使っている治療院ではなく、きちんとした知識と技術で素晴らしい結果を提供できる治療院として常に勉強しております。

人間はみな全身タイツを着ている!?

身体全体は筋膜(※)といわれる組織に包まれています。

筋膜組織は「筋の膜」と書いてはありますが、身体の全ての筋肉、骨、血管、内臓等を包み込み、全ての動きや機能に非常に多くの影響を与えます。その筋膜(※)は外傷や悪い姿勢、悪い癖などの繰り返し受ける物理的ストレス等によって影響を受け、可動制限や癒着(組織同士のくっつき)、線維化を起こします。そうすると筋肉や関節の機能に影響を及ぼし、痛みや可動制限、不快感の原因となります。

とても簡単に説明すると、あなたがピチピチの全身タイツを着ているとします。これが筋膜だと思って下さい。

その全身タイツがどこかでヨレていたらどうでしょうか?

動こうと思ってもヨレが原因でなかなか動きにくい感じがわかるでしょうか。

それが筋膜(※)の可動制限や癒着といったイメージになります。
またその全身タイツが伸縮性のある生地ではなく、デニムや皮のように伸縮性のない硬いものだとしたらどうでしょう?

これもまた自由に動くことができませんね。
グラストンテクニックでは、このヨレを整える(イメージです)、また生地(筋膜)の伸縮性を改善することができるために、可動制限や癒着から解放することができるのです。
これが今テレビや雑誌などで話題の筋膜リリースの真相です。

上記でも述べたように、海外ではメジャーリーガーやオリンピック選手などスポーツ分野においてカイロプラクターを含めた医療従事者の間では欠かせない施術となっています。
もちろんスポーツ選手ばかりではなく日常生活での肩こり、腰痛、手首や肘の痛み、肩の痛み(四十肩、五十肩)、膝や足首の痛み、各筋肉・筋膜障害等にも絶大な効果を発揮します。
カイロプラクティックの神経系の改善だけでは取りきれない時に特に効果を発揮します。

(※)厳密にはFasciaと呼ばれ、筋膜ではなく「結合組織」と呼ばれるもので、単なる筋肉につく膜ではありません。

グラストンテクニック(筋膜リリース)の効果

通常のマッサージやなどでは取り切れない慢性的な痛みや関節の可動域改善には非常に効果が高いものです。
下記の図は、2014年に出されたグラストンテクニックにおける筋膜リリースの施術の改善率を表しています。
もちろん全てにおいて万能な施術というのは存在せず、改善率はバラバラではありますが、これを見てグラストンテクニックを受けない理由がないと思いませんか?

二子玉川のグラストンテクニックはライフプラス

グラストンテクニックによる筋膜リリースの効果

グラストンテクニックの効果

Neck Pain 首の痛み 82%
Golfer`s Elbow ゴルフ肘(内側上顆炎) 60%
Back Pain 腰痛 87%
Knee Pain 膝の痛み 71%
Foot Pain 足の痛み 70%
Shoulder Pain 肩の痛み 92%
Tennis Elbow テニス肘(外側上顆炎) 90%
Wrist Pain 手首の痛み 86%
Ankle Pain 足首の痛み 92%

このほかにも、慢性的に抱えている痛みや急性の痛み、筋肉や関節の機能障害による痛み、可動制限に非常に効果的です。

グラストンの実際の施術方法

ここは動画の方がわかりやすいかと思いますので、下記の動画をご覧ください。内容は英語ですが、動画だけ見てもイメージが湧くと思います。
インストゥルメントは全部で6本ありますが、それぞれの症状や使用する部位などに対して使い分けていきます。大きな範囲から始まり、徐々に細かい範囲を施術するように行います。


以下の動画はIASTMの効果について述べられています。英語ですが、カラダの中でどのようなことが起こっているのかが、なんとなくイメージできるかもしれません。
それにしても後半にはたくさんの数のIASTMが後ろに飾ってありますね(笑)

グラストンテクニック(筋膜リリース)を受ける際の注意事項

1.基本的には肌に潤滑用のクリームを塗ってから使用しますので、肌が見える状態で施術を行います。(本来素肌に対して行うテクニックですが、どうしてもクリームを塗ることや素肌は嫌だという方は、薄手の衣服の上からでも可能です。しかしながら、効果は薄れてしまいます。)

2. 施術中に場合によっては強い痛みを感じることがあります。(グラストンテクニックは硬くなった筋膜組織を顕微鏡レベルで一度壊してから再びいい状態の筋膜に再生させる技術のため、壊す段階で痛みを伴ってしまいます。しかし、その痛みは長続きするものではなく、その後はすぐに身体の軽さに気づけると思います。)

3. 施術後、場合によっては皮下組織の微細な出血により赤くアザのようになることがございます。通常3~5日以内に消えます。(上記の2. でもあったように、顕微鏡レベルで硬くなった筋膜周囲の弱い毛細血管が断裂してしまうことによるものです。しかしながら、きちんとした筋膜リリースが行われればアザとしての痛みはなく、むしろ可動域の改善などを感じるはずです。)

グラストンテクニック

ちなみにあの有名なPOPシンガーである、ジャスティン・ビーバーも首に問題を抱えたときにグラストンテクニックを受けてアザが出来てしまったことをインスタに掲載しています。

 

世界でグラストンテクニックを使用している方の声

グラストンテクニックを使用すると、スポーツ選手の最適な運動パターンに影響する結合組織の制限を正確に判断してリリースできるために、スポーツ選手をすぐに練習に戻すことが出来ます。陸上競技、ゴルフ、トライアスロン、ランニングなど、プロから一般の方までいい成績を出してもらうために重要な要素でした。

Robyn Pester
MS, PT, ATC, CSCS
Robyn Pester Physical Therapy, Inc

グラストンテクニックは私の施術方法を変え、治療の成功率を上げ、うまく対応しきれなかった症状を治療するのを変えてくれました。私は、肩の痛み、術後の膝の痛み、および背中の痛みを持つ沢山の患者を助けました。 グラストンを使用すると、筋膜や靭帯の損傷を素早く効果的に修復し再構築することができます。

Laurie Buob
DC
Austin Family & Sports Therapy
Bechtel Physical Therapy